星と喋る大地の声あなたには聞こえない

久々に更新。プラタ話
もっと推敲して小説化しようと思ったんだがまぁ更新の種を見つけたので咲かせてみる
会話だけです
プロット自体は２年前に出来ていたという。遅っ
まやちゃんとプラタです
 

「よ。」
「あにゃー？お前なんか知らないにゃ。」
「解んないのかよ。お前頭ん中にまで毛むくじゃらなんじゃないのか？馬鹿毛玉。」
「にゃひひひひ泣き虫犬のことなんか知ってても知らんぷりにゃ。」
「おれは犬じゃないよ狼だ。って･･･解ってるじゃん。」
「お前の泣き虫面はちょっとやそっとじゃ直らないにゃ。随分ショボイ姿になっちゃったにゃー。」
「ちぇっ。うるさいな馬鹿毛玉。カーペットにするぞ。」

（まやちゃんの横に腰を降ろす）

「あにゃーーーー??」
「･･････････････････。」
「お前何のつもりにゃーー？」
「･････････今日は、いい天気、ですね。」
「ウンコ形の雲が浮かんでるにゃ。」
「えっと、そろそろ夏も、終わり、ますね。」
「だからどしたにゃ。ほっときゃ季節は勝手に過ぎるしウンコの雲はソフトクリームに変わるのにゃ。
「おれ、は、春が好き、です。理由は、春はぽかぽかして、いい気持ちが、します。」
「お前の頭がぽかぽかにゃ。」
「あーーーーーお前役立たず!!」
「にゃにいきなりキレてるのにゃ。これが最近話題のキレる10代ってやつなのかにゃ？２歳のクセに生意気にゃ。」
「年は関係ないだろ馬鹿毛玉!」
「まぁーた逆ギレかにゃ？これだから頭が足りなくてキャパの足りないガキは嫌なのにゃ。アタシ余裕のある男に憧れるっていうかぁーーーにゃ。」
「意味解んないこと言うなよ馬鹿毛玉。」
「にゃー。んで今のクソつまんない無理矢理な話は何なのにゃ？」
「･･･練習だよ。人間と話すための。」
「練習とにゃ？」
「うん。ランがさ、人なら人と仲良くなきゃいけないって。郵便屋は人と人とを繋がなきゃいけないって。」
「いいこと言うにゃ。にしてもお前にはこのぷりてぃふぇいすとないすばでぃが人間に見えるのかにゃ？」
「見えるわけないよ。だからお前は練習代なんだよ。」
「このオレ捕まえて練習代とはいい度胸してるにゃあ。にしても随分方向性変えたのにゃー？」
「どういう意味だよ。」
「お前世界にランちゃんと自分だけ居ればいいのににゃーって言ってたじゃにゃいか。」
「い、言ってないよそんなこと。」
「でも思ってたにゃろ？」
「･････････････悪いかよ。」
「にゃひひ。悪かないけどイメチェン激しいにゃあ。」
「うん･･･。そうかも、しれない。あのさ。おれさ、ランが好きなんだ。」
「んなこと鼻クソほどの興味もないにゃ。解りきったこといいやがってにゃ。」
「黙って聞けよ。そうだよ、おれはランが好きなんだ。それで、ラン以外好きになっちゃいけないと思ってたんだ。」
「どういうことにゃ？」
「ランじゃないやつと仲良くして、ランじゃない奴のことも好きになったら、おれが嘘になるような気がしたんだ。」
「にゃにが嘘になるって？」
「全部。おれがランのこと好きなことも、郵便屋のパートナーであることも、全部全部偽者になっちゃうような気がしたんだ。だって、今までおれの頭の中ランのことしかなかったんだから。」
「まったく頭の悪い泣き虫犬だにゃ。」
「悪かったな。悪いんだよ。あとおれ狼だから。」
「それにゃのになんで練習なんかしてるんだにゃ？」
「･･･うん。ランに、言えたんだ。だいすきって。ずっと一緒に居て欲しいって。ラン、笑ったんだ。笑って『私も同じ気持ちよ、プラタ』って言ってくれたんだ。」
「ニヤニヤしてキモイにゃー。」
「うるさいなぁ黙って聞けよ。で、なんか大丈夫になったんだ。よく解んないけど、おれが別のやつと仲良くしても、おれは嘘にならない。ずっとランを好きなのは変わらないし、もしランが誰かほかのやつ好きになっても、おれがランのこと好きだったら、おれはおれで居られるんだって、解ったんだ。」
「にゃふーーーん。そのこと解るのにそんなに時間かかったのかにゃーー??」
「うるさいなぁ。馬鹿にしてんだろ。」
「お前が馬鹿なのはずっと前からしってたにゃ。」
「ちぇっ。」
「でもちょーーっぴりだけマシな顔になったんじゃにゃいかにゃーー??」
「ふん。お前に言われても嬉しくないよ。」



「そういえば。」
「んにゃ？」
「おれ、前に言ったよな。お前の毛全部剃って丸刈りにしてやるって。」
「にゃにゃにゃにゃにゃ。その手に持ってるものはにゃににゃ??」
「結構手を使うのって大変なんだよな。まだ全然上手に動かせないんだ。」
「にゃにゃにゃにゃにゃやめるにゃお前の不器用な手でオレのないすばでぃに触るんじゃにゃい。」


にゃーーーーーーーーーーーーー