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こちらはオリキャラRPGに関する特設ページです
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とっても短い、そして打ち返しでした
16日からスタートということになってますが当日のネタ何も考えていません
まぁ、その時に来たら色々何か浮かぶでしょう
ふにさんが不在とかどんだけーーー寂しい!
仮面ON眼鏡を大変楽しみにしていたのに
ヴィン先生のいつもの病気がまた首をもたげます
お嫁ちゃんには本当に申し訳ないと思っていますが病気だから・・・!
いろんな人にボコられて解決すればいいのにぃ
あとあーちゃんは伊部さんと回りたがるだろうからシューは寂しい子です
カル君はレゼ君の出し物手伝うだろうと思ってるから
よし、逆ナンするか
ロカターリオネタが全然浮かばない悲しさ
とりあえず船長はマスーさんが良い臭いだからくんかくんかしておこうか

薄い木の扉を何度かノックする音が聞こえた。
鍵は掛かっていない。足繁く通ってくる人間が、以前鍵が掛かっていることに気付かぬままに扉を開け放ち、すっかり金属が曲がって用を成さなくなってしまった。
男は修理しようと言ったが必要ないと断った。
最も、訪ねて来る人間などいないも同然である薄い扉には鍵などかける意味もない。
あの男だろうか。いや、前回訪問したときからまだ一週間ほどしか経っていない。
男が訪れる間隔は一定ではなかったが、一月ほどは必ず日を置いてやってくる。
ましてや今は忙しいはずだ。彼がよく仕事をする船は、カーニバルの「足」になるために便数を増やすと言っていた。
彼のはずは無い。ならば迷い込んだヴァルツの人だろうか。
もしや、自分がずっと待っているあの男が訪れたのだろうか・・・。
スズメの頭の中にたくさんの可能性が泡のように浮かんではぱちんと音を立てて消えてゆく。
《今、行きます。》スズメはそう空気を振るわせることのない声で呟いて扉を開けた。
扉を開くと外の光を遮るような巨体が立っていた。
鍛え上げられた鋼を思わせる褐色の肌。自身は「狂った犬の」と自嘲する裂けた口と目。
鍵を壊した張本人だった。
スズメは一瞬目を丸くして言葉を失ったが、すぐに笑顔で男に笑いかけた。
それは夜露に濡れた花が朝日を浴びて輝く姿によく似ていた。
《いらっしゃい、ミドリさん。》
「ああ。」
男はそうマスクの下の口を動かした。
何度このやり取りを繰り返しただろうか。最初の頃は、一度言うごとに甘い菓子を食べたときのような感覚が胸を走っていた。
今はこの会話も慣れたものだ。甘い菓子を食べる快感は暖かい紅茶を飲んだときの口福感へと代わってきた。
スズメは軋む扉を開けて男を中へと促した。
《前からあまり日が経っていないから果実水はまだ新しいのが出来ていないけど、ハーブティを入れるから、上がって頂戴。》
「その必要はない。人を待たせている。すぐに出て行くから用意する必要は無い。」
《まぁ・・・そうなの。それは、ちょっと残念ね。それは、貴方がよく乗る船の人?》
「いいや違う。女だ。今日の日が落ちるまでに戻って来いといわれている。」
スズメの心の中で硬質のかけらが音を立てた。
その理由が何であるのかを彼女自身もまた自分に説明できないものだった。
「あんたは何日なら小屋を開けられるんだ。」
《この間の・・・カーニバルのお誘い?》
「そうだ。」
《それならお断りしたはずよ。残念だけど、私は・・・ここを離れられないわ。》
男はスズメの顔から視線を外し、背中を向けた。
もう帰ってしまうのかとスズメは少し気落ちしたが、そうではなかった。
スズメと男の会話は唇の形を読むことで成り立っている。
男はスズメから発言権を奪うとただ自身の言葉を背中越しに紡いだ。


「あんたは誘いには乗れないと言った。ここを離れられないとも言った。
だがあんたは行きたくないとは一言も言っていない。
待たせている女は転移魔法を使う。
ここから祭りの行われる島まで一瞬であんたを運ぶことが出来るだろう。
島で一日を過ごしたとしても移動に時間がかからなければそう長いこと森を開けることもない。
俺はあんたを無理矢理祭りに連れて行くつもりはない。
第一俺が祭りに興味がないし人が多いのは好きじゃない。
だがあんたが世界を見たいというのなら。船の馬鹿共や角の生えた子供に会いたいというのなら。
俺はあんたを連れて行くがどうしたい。」

男はゆっくりと振り返った。
日が金色の虹彩に反射しきらきらと輝いた。

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